ピグマリオン効果

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外部からの期待値が他人に影響を及ぼすと考えられる効果のことをピグマリオン効果と言う。

教師が期待をかけるように接した生徒とそうでない生徒で成績の伸びに違いが見られたことを実験し、それによって発見されたという。
良く人は「期待されると伸びる」と言うが、反対に叱られて伸びる人もいるという説もある。しかし、叱られて伸びるのは期待値の表れとして上手に叱られているという状況なのであって、
言い方や、そのタイミング、叱るのが上手い人に叱られれば上手く伸びる人もいるだろうが、
単に怒られたり、否定されたりとしても人は伸びることはない。
ちなみに失望や批判をされることでモチベーションが下がったり実力以下の結果しかでなくなる現象のことをゴーレム効果という。
(ゴーレム効果:人に対して悪い印象を持ち続けることで、実際より悪影響の方が勝って
現実になってしまうこと。)
この二側面の効果を考えて婚活に応用するなら、例えば婚活パーティーなどは一人約5分も与えられない状況の中で、会話する異性がグルグル変わっていく。こういった短期決戦の際に印象を残す為にもピグマリオン効果を使う。「そのピンクの服センスいいですね、似合ってますね」とか、「英語が堪能なんですね、羨ましいです」とか、「落ち着いた話し方が安心できます」など、褒め方は自由だがあまり過剰にならないように、胡散臭くならないように気を付けながら褒めていけば、相手は嫌な気はしない。複数の相手で試しながら、絶妙な褒め方を模索していき、トライ&エラーを繰り返すのがよい。ただ、褒められるのが嫌いなタイプもいるので、相手に響いていないなと感じたら切り替えて会話を軌道修正していくのも必要な時もあるので気をつけてピグマリオン効果を活用してみるのがよい。